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衛生費

1.  健康みなと21の推進について

2.  動物愛護について

3.  エイズ及び性感染症対策について

 

◯委員(阿部浩子君)  健康みなと21の推進についてお伺いします。
 健康みなと
21では、「区民の健康寿命を延ばし、健康長寿を目指すことを目的とし、区民等が主体的に健康づくりに取り組めるよう支援し、環境の整備をしていく」としています。そして、その事業内容はさまざまで、健康づくり協力店の展開や健康づくりサポーター事業、受動喫煙防止対策の推進、地域食育ネットワークの形成、子どもの疾病予防等子どものころからの健康づくり、教育の推進、食育の推進などが挙げられます。また、港区では、成人健康診査をはじめとし、区民健康診査、30健診など疾病の予防のために力を入れています。年々区民の健康に対する関心は高まるばかりです。
 そこで、区では、老人保健法第
13条に基づき、昭和57年から保健サービスセンターで実施する区民健診受診者のうち40歳以上の区民に健康手帳を交付しています。健康手帳というのはこういうのが今配布されていますけれども、平成17年度が584人、平成18年度が796人に交付しました。健康手帳作成の決算額は平成18年度で415,275円です。手帳の中には、健診の記録や歯の健康観察の記録など健康に関するデータが記入できるようにされており、健康豆知識などが掲載されています。この手帳の中に健康みなと21で取り組んでいることなどを掲載し、区民の方々へ配布し、調剤薬局で配布している薬の手帳のように健康に関する手帳として、手帳を持ってかかりつけ医にかかるような自分自身の健康管理ができる健康手帳にし、区民の多くの方々に利用してもらってはどうかと考えます。区の見解を伺います。

◯健康推進課長(小竹桃子君)  ご指摘のように、健康手帳には健康に関する記録欄や健康づくりを進める上で大切な食生活や運動等について簡潔に記載しており、この手帳を利用することにより、区民の健康づくりに大きな役割を果たしうると考えます。今後、健康みなと
21で取り組んでいる内容との連携を図り、より活用されるように工夫してまいります。あわせて健診や保健指導等のさまざまな機会や、総合支所、高齢者が利用する施設等と連携を図り、交付に努めてまいります。

◯委員(阿部浩子君)  高齢者だけではなく、一般の区民の方々にも、
40歳以下の方々にもぜひ利用していただきたいと思います。これを持っていけば、血圧とか、健診の結果、また病院にかかった記録、これと薬の手帳と2冊持って病院に行くと、今までどういう疾病にかかっているかすぐわかるので、症状もわかるので、ぜひそういう使い方をしていただきたいということをお願いします。
 次に、動物愛護についてお尋ねします。
 9月は動物愛護週間で、私は犬を飼っていまして、現在、東京都の動物愛護推進員をさせていただいているのですが、その観点から質問させていただきます。まず初めに、猫の去勢・不妊手術について伺います。

 適正な飼育を行うことができない猫の繁殖及び近隣被害の未然防止を図るため、区では猫に対して去勢・不妊手術の一部を助成しています。昨年度は雄の猫の去勢が209匹、雌猫の不妊手術は324匹を助成しました。飼い主がいない猫の捕獲や手術は、ボランティアの方々が中心となって行われています。昨年度から各総合支所が申請窓口となり、5総合支所に同じ金額の予算を配分しましたが、今年度は前年度の実績に見合い予算を配分したところ、赤坂地区総合支所の予算がなくなり、ボランティアの方々が活動できなくなりました。しかしながら、新たに増額の予算がつき活動が再開できるようになりました。このボランティアの方々の活動により、港区でも猫の繁殖が抑えられてきています。今後、この事業にどのような支援をしていくのか伺います。

◯生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  飼い主のいない猫の問題解決につきましては、区民と行政が協働し、人と猫とが共生できる社会を形成していくことが必要だと考えております。このために地域の方々のご意見を伺い、情報交換の場となるよう、ことしも
12月1日の懇談会開催に向け準備を進めております。また、多くの方からのご要望にこたえるために補助金の予算についても柔軟に対応してまいります。

◯委員(阿部浩子君)  補助金の予算について柔軟に対応していただけるということですけれども、ことしのように各総合支所の実績に伴い予算配分をすると、今まで取り組んできた地域が多くなり、これから手をつけなければいけない地域が予算の配分が少なくなってしまうということも問題です。また、先ほど全額補助という話もありましたが、ボランティアでされているので、港区の獣医師会と連携し、その方向でもぜひとも取り組んでいただきたいと思います。
 また、この助成については、年に2回、広報に掲載しているとのことですが、まだまだ周知が徹底されていません。こういった活動をしている区民の方々にこの助成を周知させるためにポスターなどを使っての宣伝も必要と考えますが、区の取り組みについて伺います。

◯生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  現在も一部の区役所の掲示板に補助金制度をお知らせするポスターを掲示しております。また、支所ごとに行われる町会・自治会連絡会でも猫の去勢・不妊手術補助金について制度の説明と利用についてお願いをいたしました。今後、区の広報やホームページ、イベント等、いろいろな機会に周知を図ってまいります。
◯委員(阿部浩子君)  一部の掲示板ということですけれども、張れるところは一部だけじゃなくて、全域に張って、捕獲して手術をさせていこうという考えの方もいらっしゃいますので、そういった方々に補助金を使ってもらうような仕組みづくりにこれからも取り組んでいただきたいと思います。

できれば、港区域にいる猫、先ほどわからないということですけれども、そういう猫をすべて手術できるような、またそのためにはどれぐらいいるのか把握しなきゃいけないし、またそれも計画を立てて予算化していかなければいけないと思います。ボランティアの方々も一生懸命取り組んでいますので、ぜひとも、1年間の計画ではなく、これから何年にわたってある程度の目標をつくって、手術を進めていっていただきたいと思います。また、ボランティアの方々の尽力で飼い主のいない猫の繁殖が減少することによりトラブルも少なくなっています。しかしながら、責任を持たないえさやりなど課題もまだまだ多いです。まちの猫問題というリーフレットがありました。これなどを配布し、在勤者の方々にもマナーの啓発をすべきです。区の取り組みについて伺います。

◯生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  猫がかわいいから、かわいそうだからとえさをやりっ放しにする方がいらっしゃいます。これでは周囲が不衛生になるだけでなく、周辺住民とのトラブルや猫が嫌われる原因にもなっております。区にはこのような苦情も寄せられてきております。個別の対応といたしまして、えさを放置しないようにという掲示板を張ることもございますが、すぐには解決に結びつかないため苦慮しているのが現状でございます。啓発につきましては、今後も検討を続けてまいります。

◯委員(阿部浩子君)  私は妊娠してしまって繁殖をしてしまう、そういう地域猫を1匹でも区の力で減らしていただきたい。そのためにボランティアの方々が頑張っているのですから、そういった予算をきっちり組んでいただきたいということを申し上げているつもりでありまして、それをきちっと計画を立てて予算化を進めていっていただきたい。ここでも要望させていただきます。
 さて、今年度、区では新しい取り組みとして犬のイメージマークを公募したと聞いています。また、区民まつりではこのマークが入っているウンチの袋を動物愛護推進員が配布するということです。散歩のときにはウンチ袋を持って出かける、こういったマナーを啓発することで排泄物の苦情も少なくなるのではないかと考えます。また、区と
Kissポート財団とで行っている犬のしつけ方教室も年2回開催されていて、多くの方々が参加し、卒業していっています。今後もこういった取り組みが必要であり、また、受講した飼い主や犬などによる啓発、ドックランを利用しての活動などがありますが、飼い主の動物に対しての適正飼養に対しての普及や啓発についての今後の取り組みを伺います。

◯生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  ただいまご紹介いただきましたが、犬の飼い方のマナーを区民に考えていただくためにイメージマークを募集いたしました。そのマークを利用した犬の散歩用のウンチ袋を作成いたしまして、東京都動物愛護推進員の方々による区民まつりでの配布などを予定してございます。これが、今ご紹介した袋でございます。できたてのほやほやということで、これを区民まつり等での配布ということで考えてございます。
 犬のしつけ方教室の修了者が自主的に講習会を行う予定があると聞いております。このような自主活動を支援してまいります。また、飼い犬を登録されている方を対象として、犬の健康情報を記録したり、適正に飼い続けるための情報を盛り込んだ小冊子の作成に向け検討しております。今後もマナーアップ、適正飼養についての普及啓発に工夫をしてまいります。

◯委員(阿部浩子君)  今、初めてその袋を拝見させていただいたんですけれども、なかなかおしゃれで、散歩に出かける港区民の犬を飼っている方々にぜひ利用していただければなと思います。
 先ほどの犬のしつけ方ですけれども、災害の際に避難所生活を送らなければいけない場合も、しつけがしっかりできている犬であるということが基本です。こういった犬のしつけ方教室などは、これからもどんどん事業の拡大をしていっていただきたいということと、先ほど課長がお話しされていました、人と動物が共生できる社会をこれからも港区で目指していただきたいということをお願いいたします。
 最後に、エイズ及び性感染症対策についてお伺いします。
 この問題については、平成
16年度の予算特別委員会でも質問させていただきました。私は女性の立場から、たった一度の過ちで取り返しのつかないことをしたと悩む女性が一人でも減ってくれればいいという思いからの質問ですが、その後、3年半がたちました。現在の港区の取り組みについて伺います。
 平成
17年の東京都におけるHIV感染症、エイズ患者を合わせた報告数は417件で過去最高となり、近年増加傾向で、港区でも同じ現象が見られます。HIVは感染しているだけで症状が出ないことも多々あるため、発見されている感染症患者より多くの方々が感染に気がついていないと言われています。また、性感染症も同じように症状がないまま進行してしまう病気でもあります。そのため、感染者が気がつかないうちに、また違う人を感染させているのが現状です。
 港区では、今年度から区内医療機関の診療時間内や土曜日は慈恵医大病院で匿名にて検査が受けられるとされています。しかしながら、この検査の認知度は低く、区政モニターアンケート結果では、区の取り組みを知らない人が全体で
52.5%を占め、女性は57.7%の方に認知されていません。こういった取り組みをもっと周知し、多くの方々に検査を受けてもらうべきと考えますが、区の周知方法を伺うとともに、今後の取り組みについて質問します。

◯保健予防課長(辻 佳織君)  エイズ検査事業の周知につきましては、区の広報への特集記事掲載、ホームページ、暮らしのガイドでの案内、区の施設、区内大学等へのポスター掲示、東京都検査マップ、エイズ予防財団ホームページへの掲載をしておりますが、平成
19年6月からは区内15の検査委託医療機関へのポスター掲示をいたしました。また、7月、8月には浜松町駅周辺で区内の都立高校生ボランティアとともにキャンペーンを3回行いまして、パンフレットと検査の無料受診券を配布いたしました。11月中旬から12月中旬の予防月間には「ちぃばす」へのポスター掲示をいたします。平成19年6月から開始いたしました医療機関委託への検査事業は、8月中旬で当初の目標を超えました。今後、さらに一層の周知を図り、検査の勧奨をしてまいります。

◯委員(阿部浩子君)  さまざまな取り組みをされているということで、先ほど答弁がありました都立高校のボランティアの方々がパンフレットを配っているというのは、すごく効果があるのではないかなと私も考えます。これからも積極的に進めていただきたいということをお願いいたします。
 また、エイズや性感染症の予防の普及啓発として、学校をはじめさまざまな機会に事業を行っており、平成
18年度には相談件数や抗体検査も過去最高となっています。区の具体的な事業と、これからの事業の方向性について伺います。

◯保健予防課長(辻 佳織君)  エイズ・性感染症の予防の普及啓発事業につきましては、大学学園祭への参加、高校生への授業での健康教育、さらに中学生への教育委員会と連携しての健康教育などを実施しております。
 今後の取り組みについてですが、
1127日には財団法人性の健康医学財団との共催で「性感染症予防フォーラム」を開催いたします。1130日には、厚生労働省及び財団法人エイズ予防財団に協力し、レッドリボンキャンペーンに参加いたします。今後は、検査事業のPRも兼ねてイベントの開催などを企画し、エイズや性感染症の予防のさらなる普及啓発に努めてまいります。

◯委員(阿部浩子君)  たくさんの事業をしてくださっています。本当に啓発というのは大切です。例えば、港区ではHIVの拠点病院として慈恵医大と東大医科学研究所附属病院の2カ所があります。HIVの陽性者がエイズになっても、早く気がつくことができれば、今は普通に生活していくことも可能になっていると聞いています。そのためには早期の発見が必要です。しかしながら、HIVに感染しないような取り組みにも、これからももっと力を入れていただきたいと思います。HIVや性感染症はコンドームを使用して防ぐことができるのです。今後とも、高校や大学、また機会あるごとに意識啓発をお願いしたいことと、例えば、保健所や病院などで相談しにくいことなどあるかもしれません。
 私は、新宿二丁目にあるコミュニティセンターアクタに行ってきましたけれども、そこは午後4時から
10時までやっていて、第2日曜日と年末年始以外は全部やっています。無料のドリンクを配っていたり、その中でエイズになった方々の写真や、また相談、コンドームの配布なども含めて啓発をやっているところで、ゲイバーとかにも積極的にコンドームを配布していると聞きました。こういった施設や、またぷれいす東京など、そういったところもあります。こういった活動も紹介していただいたり、相談場所として周知していただきたいと思います。今後とも、区民の方で一人もHIVの感染者が出ないような取り組みをお願いいたします。
 質問を終わります。