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平成19年決算特別委員会


衛生費


1、乳幼児の健康診査について
2、新生児・妊婦訪問指導について
3、動物愛護について

 

まず最初に、乳幼児の健康診査について伺います。
 先日の本会議でみなとフォーラム民主を代表し、児童虐待について区長に質問しました。1週間に1人の割合で日本のどこかで子どもが虐待され、不幸にも亡くなっています。ここ数日のニュースなどでも子どもに対しての痛ましい事件が多発しています。
 そこで、児童虐待を未然に防止するためにも伺います。まず、保健所では乳幼児にかかわる事業が多くあります。その中でも、3・4か月、6か月、9か月、1歳6か月児健康診査があります。これは医療機関に委託して実施していますが、これらの受診率は、3・4か月児健康診査が平成18年度80.3%、平成19年度84.1%、1歳6か月児健康診査では、平成18年度72.0%、平成19年度79.1%です。また、3歳児健康診査の受診率は、平成18年度64.0%、平成19年度68.0%です。年齢が進むにつれ、受診率が下がる傾向にあります。
 そこで質問しますが、未受診者への受診の指導はどのように行っているのでしょうか。

健康推進課長(小竹桃子君)  健診の未受診者に対するその後の対応については、保健所からそれぞれの保護者に電話をかけ、受診できなかった理由を確認するとともに、再度の受診勧奨、他の母子事業の紹介を行っております。電話にて連絡がつかなかった場合は、郵送にて文書による同様の対応を行っております。未受診者を含め、訪問による相談等、地域での支援が必要と考えられる方々に対しては、各総合支所の保健師が継続的に支援していく体制をとっております。

委員(阿部浩子君)  保健師が継続的に支援されているということですけれども、対象となるすべての子どもたちが医師による健康診査を受診していれば、虐待への早期発見にもつながるのではないかと考えます。未受診者へのフォローはしっかりと行っていただきたいことをお願いいたします。
 健康診査のことを取り上げましたが、保健所ではポリオワクチンなどの接種なども行っています。健診だけではなく、予防接種においても受けていない方のフォローをしっかり行うべきと考えますが、いかがでしょうか。

保健予防課長(中橋 猛君)  虐待されている乳幼児では、予防接種が未接種である場合が多く見受けられます。ポリオワクチンを含めた他の予防接種についても、1歳6か月児健診及び3歳児健診の際に接種の有無を確認し、未接種の場合には、予防接種の必要性と今後の接種の方法について説明し、勧奨しております。今後もあらゆる機会を利用して、予防接種の確認と勧奨をするとともに、あわせて虐待されている可能性のある小児の早期発見と予防に努めてまいります。

委員(阿部浩子君)  ぜひお願いいたします。先ほどの答弁にもありましたが、虐待されている乳幼児は予防接種も受けていないという点が多いので、早期発見につながるようにお願いいたします。
 次に、新生児・妊婦訪問指導について、新生児訪問指導の実施率は何%でしょうか。

健康推進課長(小竹桃子君)  区では、出生通知書により、訪問を希望された方について、新生児訪問を実施しております。平成19年度は出生数1,985人に対して、新生児訪問実施数は963人で48.5%です。訪問を希望されなかった方については、保健所から電話にて訪問希望や状況を再度確認させていただき、出生通知書を出されていない方については、4か月児健診の受診状況などでの把握に努めております。

委員(阿部浩子君)  昨年の結果、48.5%というのはすごく低い数値と考えられます。そのことについて、今しっかり指導しているということですけれども、4か月健診につなげていかれるということですが、ぜひこれからも積極的に、すべての方が新生児訪問指導を受けられるように取り組んでいただきたいということをお願いいたします。
 子どもを虐待している親については、家に閉じこもる場合がとても多いです。健診や訪問事業などで早期発見・未然防止をすることが大切です。港区から児童虐待がなくなるように願ってやみません。
 次に、動物愛護・管理についてお尋ねします。
 区役所・支所改革によって動物にかかわることの多くが各総合支所のくらし応援課に移管されました。行財政等対策特別委員会には総合支所における区役所・支所改革の検証結果が報告されました。この中では、動物に関することではCランクで、Cとは、「どちらといえば悪い状態である。(現時点で、解決困難な課題がある。)」とされ、主な課題については、地域猫問題についてで、「地域猫問題については、町会・自治会等との意思疎通や協力が必要となることから、所管の変更を含めた早期の検討が必要です。」とされています。保健福祉係は本来、高齢者や障害者、子どもやひとり親などに関することを所管しており、その中に動物の愛護・管理などに関することや狂犬病予防に関することが含まれています。動物については、従来どおり保健所が担当すべきと考えますが、保健所の見解について伺います。

生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  動物に関する業務は、相談件数の増加や猫の去勢・不妊手術の助成数の増加などに見られますように、相談窓口が区民に身近な総合支所に移ったことで一層の充実が図られています。しかしながら、地域猫問題については、町会・自治会等との意思疎通を通じて、ご協力いただくことが大切であり、その観点からの所管変更が検討されていると聞いております。保健所におきましては、総合支所と連携・協力し、動物の愛護・管理を総括する立場で業務の充実を図ってまいります。

委員(阿部浩子君)  総合支所に一度移ったものを保健所に戻すというのはとても難しいこととは思いますが、やはり動物愛護などに関することは、東京都福祉保健局とも連携しなければならず、従来どおり保健所が先頭に立って行うべきだと私は考えます。総合支所へのバックアップを保健所はしっかりと行っていくべきです。また、昨年度は猫の不妊手術などでも各総合支所にばらつきが生じました。総合支所によってのサービスの偏りがないように、サービスの充実に保健所はしっかりと取り組んでいただきたいことを強く要望いたします。
 さて、動物の適正飼育を普及する事業として犬のしつけ方教室、犬のしつけ方セミナーはKissポート財団と共催して開催されています。この事業は毎年区民の方々から大変喜ばれています。しつけ方教室を通じての犬や飼育されている方々のコミュニティの形成も図られている事業です。
 そこで、今後の展開について伺います。

生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  Kissポート財団が行っておりました犬のしつけ方教室につきましては、保健所も協力して行っておりましたが、本年度は予定していないと聞いております。保健所では本年度も犬のしつけ方セミナーを開催する予定でございます。また、最近、犬の登録数が増えている芝浦港南地域のマンションの方々を対象に、犬のしつけについてのアンケートを実施いたしました。今後、犬のしつけに関して、マンションの管理組合等が行う自主的取り組みへの支援もあわせて今後検討してまいります。

委員(阿部浩子君)  犬のしつけ方教室は2年間続いていて、昨年は17組の飼い主とその犬が教室で勉強しました。しつけ方教室に行くと、犬がきちんとマナーが守れる、そういうふうに変わってきていると思います。Kissポート財団でやらないのであれば、保健所は対策として何か別の方法でできるように、ぜひとも取り組んでいただきたいことをお願いいたします。犬のしつけ方セミナーは、これからも各総合支所管轄の所轄でいいので、拡大していっていただきたいということもあわせてお願いしておきます。
 最後に、みなとDOGパスポートについて伺います。
 昨年度、みなとDOGパスポートが作成されました。すごくかわいいデザインですけれども、この中には、犬の予防接種の受診歴やワクチンの接種日など、飼育についてもわかりやすく見やすいデザインで作成されています。このパスポートは昨年どのくらいの数を作成し、配布方法はどのようになっているのか伺います。

生活衛生課長・保健所再編整備担当課長兼務(近藤洋一君)  平成19年度に3,000部、平成20年度に4,000部作成してございます。配布は、各総合支所において犬の登録をしている方にお渡ししています。来年春に行う狂犬病予防の集合注射の機会を生かして配布に努めてまいります。また、犬のしつけ方セミナー等での配布も行い、適正な犬の飼い方について啓発を強化してまいります。

委員(阿部浩子君)  ぜひともよろしくお願いいたします。すごくかわいくて使いやすいので、港区で犬を飼っている方がこれを1冊持っていてくれるような、そういうパスポートになっていただければと思っております。
 最後になりますが、昨年から区民まつりで東京都動物愛護推進員が中心となって犬のふれあいについてのデモをし、しつけ方やマナーについての普及啓発をしております。ことしはブースを設けて、みなとDOGオリジナルウンチ袋やサンプルとしてのみなとDOGパスポート、先ほどのパスポートですけれども、パスポートの紹介ポスター及び東京都が作成している動物愛護のリーフレットを配布する予定です。また、港区ではことしから年2回、こういった地域猫の去勢・不妊手術のポスターを掲示板に掲示してくださっております。今後とも、動物との共生について積極的に取り組める港区になっていただきたいということを強く要望しまして、質問を終わります。