
NO23
港区議会第2回定例会 6月15日〜23日
平成18年第2回定例会は、6月15日〜23日までの19日間にわたって開会されました。
区長から、提出された案件は、条例など41件を原案通り可決しました。
請願は1件を採択し、取り下げが1件、36件が継続審査となりました。
議員提出による案件は、意見書など4件を可決し関係機関に送付し、条例改正1件を継続審査としました。
また、エレベーター事故等に関する調査について、エレベーター事故等対策特別委員会を設置しました。
第2回定例会の2日目の本会議にて、阿部浩子は、
●シティハイツ竹芝エレベーター死亡事故について
●芝浦アイランドこども園の指定管理について
●高齢者の交通支援について
を区長に質問しました。
阿部 浩子の 質問・答弁はこちらへ
★ 可決された議案 《※賛成した議案は黒字 反対した議案は青字で記載》区民文教委員会に付託されたもの
(区長報告)19件
第2号 専決処分について (特別区民税条例の一部を改正する条例)
本件は、平成18年3月31日に公布された「地方税法等の一部を改正する法律」の一部施行期日が同年4月1日となっており、条例の一部改正について専決処分したので、報告し、承認をもとめるものです。
○専決処分の日:平成18年3月31日
○内容
(1) 区民税の非課税限度額の改正
・均等割りの非課税限度額の加算額の引き下げ 22万円→21万円
・所得割の非課税限度額の加算額の引き下げ 35万円→32万円
(2) 条約適用利子等及び条約適用配当等にかかわる区民税の課税の特例の新設
★ 反対しました。
これは地方税法の改正ですが、所得の低い人たちが大変になる非課税の引き上げには反対です。
第3号 専決処分について(港区保健所使用条例の一部を改正する条例)
条例で引用している厚生労働省告示を変更。
第4号 専決処分について((仮称)港区立芝公園多目的運動場新築工事請負契約の変更)
契約金額:7億7,595万円→7億9,038万2,500円 (1,433万円2,500円の増)
工期:平成18年6月15日まで→平成18年9月15日
理由:汚染土壌除去作業の追加による変更
第5号 専決処分について((仮称)港区立芝公園多目的運動場新築に伴う機械設備工事請負契約の変更)
汚染土壌除去作業を行うため、工事の延長。
第6号〜19号までは、シティハイツ竹芝駐車場の機械設備の故障による損害賠償額の決定による専決処分にかかわる議案です。
概要:平成18年1月8日シティハイツ竹芝の駐車場の機械設備が故障し、17日間にわたり車両を出庫することができなくなったことに伴う損害賠償です。
第6号 専決処分について(損害賠償額の決定) 101,775円
第7号 専決処分について(損害賠償額の決定) 184,539円
第8号 専決処分について(損害賠償額の決定) 202,777円
第9号 専決処分について(損害賠償額の決定) 21,560円
第10号 専決処分について(損害賠償額の決定) 26,384円
第11号 専決処分について(損害賠償額の決定)129,490円
第12号 専決処分について(損害賠償額の決定)59,845円
第13号 専決処分について(損害賠償額の決定)11,600円
第14号 専決処分について(損害賠償額の決定)76,860円
第15号 専決処分について(損害賠償額の決定)31,321円
第16号 専決処分について(損害賠償額の決定)28,440円
第17号 専決処分について(損害賠償額の決定)431,513円
第18号 専決処分について(損害賠償額の決定)343,500円
第19号 専決処分について(損害賠償額の決定)167,135円
第20号 平成17年度港区一般会計予算事故繰越し繰越計算書
平成17年度に支出負担行為を行った経費で、避けがたい事故のため年度内に支出を終わらなかったものについて、平成18年度に繰り越して使用することとしたので報告するもの。
事業名: 赤坂9丁目地区地下自由通路整備補助
繰越額:5億800万円
理由: 旧水道管の発見による工程の遅延及びこれに伴う国庫補助金の繰越決定
(議案)18件
第50号 港区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
本案は、災害派遣手当について規定を整備するもの。
○内容 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置の実施のため港区に派遣された職員に対し、武力攻撃等派遣手当を支給。
★ 反対理由
武力攻撃事態等は、国民保護法にかかわる条例改正であるため、政府もほとんどありえないとしている武力攻撃のために条例改正する必要はないと考えます。条例改正よりやるべきことが山積している。
第51号 港区特別区税条例の一部を改正する条例
「地方税法等の一部を改正する法律」の施行による「地方税法」の一部改正に伴い、平成18年3月31日に専決処分した部分を除き、規定を整備するもの。
○内容 所得税から区民税への税源移譲に伴う改正
(1)所得税から区民税への税源移譲に伴う改正
・区民税の所得割の税率について、3段階の税率構造から一律6%の比例税とする。
・所得税と区民税の人的控除額の差に起因する負担増を調整するため、減額措置を講じる。
・税源移譲により、所得税の住宅ローン控除による負担軽減額が減少する者については、翌年度の区民税において減額措置を講ずる。
・申告分離課税等の税率等を改正。
・税源移譲に伴う所要の措置を講ずる。
(2)定率減税の廃止
区民税の定率減税は平成18年度限りで廃止。
(3)損害保険料控除を改組した地震保険料控除の創設
(4)たばこ税の税率の改正
○ 施行期日 平成19年4月1日
★ 反対しました。
定率減税が廃止されることにおいて、個人の区民税の負担がふえること、また、区の税収はフラット化になり、年126億円の減収が予測されている条例には賛成できません。
第52号 港区国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例(新規)
「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」第31条の規定に基づき、港区国民保護対策本部及び港区緊急対処事態対策本部に関し必要な事項を定めるもの。
★ 反対しました。
委員会の審議でも指摘してきましたが、武力攻撃事態等は、外交の過誤や失敗により発生するものです。大規模災害とは違って、有事は人智を傾ければ予防できます。
日本の自衛隊が米軍と軍事行動をともにおこなうことはやめるべきであり、このことが米国の戦争にまきこまれることになるのです。政府もありえないとしている非現実的な計画に関する条例を策定することより、港区内にある軍事施設を一日も早く撤去することが効果的です。
区民に恐怖感だけあおる国民保護法に関する条例には反対です。
第53号 港区国民保護協議会条例(新規)
「武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律」第40条第8項の規定に基づき、港区国民保護協議会の組織及び運営に関し必要な事項を定めるもの。
★ 反対しました。
議案第52号と同様に、自衛隊が米軍と一体で有事に対処すれば、敵国やテロリストがアメリカと同一視するのは避けられません。アメリカの戦争に巻き込まれる可能性がある、日米軍再編がおかしなことであります。有事とは、戦争をイメージさせる国民保護計画に関連する国民保護協議会条例には反対します。
第54号 港区立公園条例の一部を改正する条例
(1)港南和楽公園の新設 港南四丁目2-18 約3,800u
(2)港南緑水公園の新設 港南4-7-47 約19,300u
第55号 港区文化芸術振興条例(新規)
文化芸術を振興することにより、心豊かな区民生活と魅力ある地域社会の実現に資することを目的に、新たに条例を制定するもの。
第56号 港区勤労福祉会館条例の一部を改正する条例
勤労福祉会館の利用者に対するサービスの充実を図るため、施設利用時間を延長するもの。
第57号 港区男女平等参画センター条例の一部を改正する条例
施設の利用時間の延長をするもの。
第58号 港区立福祉会館条例の一部を改正する条例
青山福祉会館の大規模改修工事に伴い、仮施設に移転するため、位置を変更し、使用料の規定を整備するもの。
内容: 南青山2-16-5 →北青山3-4-25へ
第59号 港区立保育園条例の一部を改正する条例
赤坂保育園の改修工事に伴い、仮園舎へ移転するため、位置を変更するもの
赤坂5-5-26-101→赤坂4-1-26 7月31日〜 旧赤坂小学校グランドへ
第60号 港区介護保険高額介護サービス費等資金貸付条例の一部を改正する条例
「介護保険法等の一部を改正する法律」の施行による「介護保険法」の一部改正に伴い、規定を整備。
第61号 工事請負契約の承認について(港区立青山福祉会館大規模改修工事)
青山福祉会館大規模改修工事について、工事請負契約の承認を求めるもの。
○内容
(1)工事の規模 地下2階地上2階建て 延べ 2471.33u
(2)契約金額 3億194万1,250円
(3)工期 契約締結の日の翌日から平成19年3月23日まで
(4)契約の相手方 菊地建設株式会社 東京支店
第62号 工事請負契約の承認について(港区立芝公園整備工事)
○内容
(1)工事の規模 面積1万3,522u
(2)契約金額 2億4,150万円
(3)工期 契約締結の日の翌日から平成19年3月15日
(4)契約の相手方 株式会社日比谷アメニス
第63号 物品の購入について(港区立飯倉保育園厨房機器の購入)
○内容
(1)購入の目的 飯倉保育園の改築に伴うちゅう房機器の整備
(2)購入品目 厨房機器
(3)購入数量 50点
(4)購入予定価格 2,341万5,000円
(5)購入の相手方 株式会社中西製作所東京支店
第64号 物品の購入について(港区立芝多目的運動場什器の購入)
○内容
(1)購入の目的 芝公園多目的運動場の開設に伴う備品の整備
(2)購入品目 什器
(3)購入数量 101点
(4)購入予定価格 3,349万7,730円
(5)購入の相手方 株式会社土木田商店
第65号 訴えの提起について
建物明渡し等の請求に関する民事訴訟を提起するもの
○内容
シティハイツ竹芝の居住者に対し、建物の明渡し及び滞納使用料等の支払いを求める訴えを提起。当該居住者に対し、平成18年5月18日付けで使用許可の取消。
滞納額: 84万8,000円(建物使用料及び共益費)
第66号 町の区域変更について(虎ノ門四丁目及び六本木一丁目)
虎ノ門西地区土地区画整理事業に伴う町の区域変更について
○ 内容 六本木一丁目10番街区の一部を虎ノ門四丁目1番街区に編入
第67号 指定管理者の指定について(港区立芝公園多目的運動場)
○ 内容
(1)対象施設 港区立芝公園多目的運動場
(2)指定管理者 財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団
(3)指定の期間 平成18年10月15日〜平成21年3月31日まで
★ 反対しました。
外郭団体の指定管理において、今回、シティハイツ竹芝の事故が起こってしまいました。原因究明もこれからで、また、安全性、危機管理が担保されていない中で、またも財団である外郭団体に指定管理させることは、今の状況において賛成できません。
(追加議案)4件
第68号 港区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
職員の休日の取扱について、変則勤務職員とその他の職員との不均衡を是正するため、規定を整備するもの。
第69号 港区幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
幼稚園教育職員の休日の取扱について、変則勤務職員とその他の職員との不均衡を是正するため、規定を整備するもの。
第70号 平成18年度港区一般会計補正予算 (第1号)
障害保健福祉センター昇降機取替を計上 エレベーター3基分 320,282千円
第71号 工事請負契約の承認について(港区特定公共賃貸住宅シティハイツ竹芝等昇降機取替え工事)
○ 内容
(1)工事の規模 昇降機2基の取替え
(2)契約金額 1億6,800万円
(3)工期 契約締結日の翌日から平成19年1月31日まで
(4)契約の相手方 三菱電機ビルテクノダービス東京支社ビルシステム部
● 反対した6議案はすべて賛成多数で可決してしましました。
★送付した意見書
@ 国民健康保険短期被保険者証の発行についての意見書
A 乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と対象年齢の拡大を求める意見書
B エレベーターのリコール制度の創設を求める意見書
C 協働会館(旧芝浦見番)の現地保存と利活用に関する意見書
の4本を関係機関に送付しました。
★ 採択された請願
@ 請願18第8号 「協働会館(旧芝浦見番)」の現地保存と利活用に関する請願
以上 1件
★ 議員提案による発案
● エレベーター事故等に関する調査について 特別委員会の設置 可決
● 港区学校給食費助成条例 常任委員会に付託
今回の議会を終えて
今回の第2回定例会は、最終日の本会議では日程第65までありました。
まず、第一に、シティハイツ竹芝で起こった事故について、区長は本会議でお詫びの言葉を述べました。本当に16歳の市川さんには心からご冥福をお祈り致します。エレベーターの事故直後の定例会には多くのマスコミが本会議で撮影をしていました。区の施設で起こってしまったことは本当に遺憾なことであります。
私の所属している区民文教委員会では、今回、9件の議案が付託されました。国の法律に関係する議案では、特別区条例の改正や国民保護法に関するものなど、反対せざるえない議案が5件ありました。指定管理者の選定では、区の外郭団体である、キスポート財団への承認など、区の住宅公社が所管するシティハイツで死亡事故が起こったばかりだというのに、また外郭団体とはおかしなことだと思います。
また、区民文教委員会に付託された請願は、廃プラスティックのサーマルリサイクルについてが2件、教育基本法改正を求める請願がありました。サーマルリサイクルは、来年度から23区で廃プラステッィクを燃やして電力にするというものです。理由が埋めたて地延命のためです。特別区区長会が一方的に決定し、各自治体にやらせようとしています。今まで分別をしていたことが全く崩れてしまうものです。また、清掃工場で焼却するにあたってどんな人体における害が発生するかもわかりません。まさに早急すぎる決定だと思います。残念ながら委員会では継続審査になりました。
請願では、教育基本法の早期改正を求める請願もありました。請願理由は、時代になじまないというものです。子ども達の事件が多発しているのも教育基本法が悪いということです。教育基本法を改正すれば、凶悪犯罪はおこならいのか疑問に思います。教育勅語は素晴らしいとコピーをいただきました。この教育勅語のどこがいいのかと思います。この時代に生まれなくてよかったなあと思いました。
委員会に付託された議案や請願はどれも本当に考えさせられるものが多かったです。議会で最近思ったことは、賛成することより反対することが大変です。でも、やはり、区民の方々にとって不利になるような議案は賛成することができません。これからもことことは貫いていきたいと思っています。
今定例会での阿部浩子の質問はこちらです。