平成19年度予算特別委員会
民生費

 

民生費質問内容
@ 保育園入園予約制度について
A 4月入園の申し込み状況と推測数について
B 将来の出生数の関係課との連携した把握について
C 母子手帳配布時の出生後の保護者向け予定調査について
D 待機児童の認証保育所の受け入れについて
E 待機児童の扱いについて
F 認証保育所保育料助成をベビーホテルまでの拡大することについて
G 待機児童の早急な対応と飯倉小暫定施設以外の対応について


      保育園の入園について

 今年の4月から港区では、公立・私立保育園を含めると、昨年度より280名の定員拡大を行いました。しかしながら、区長の所信表明でも明らかになったとおり、港区の出生数は、今まで約1300人のところ、昨年度は2000人の子どもが区内で産まれています。ざっと数えてみても、700人の子どもが増えているということです。少子化が進んでいるとされている今日、出生数が増加しているということは、喜ばしいことであり、それが「子育てするなら港区」として、様々な子育て支援を実現している港区で起こっている現象は極めてありがたいことです。

 さて、来年度の予算の事業では、「地域在宅子育て支援制度」として、妊娠時から地域の保育園に登録を行い、出産前からかかりつけ園として気軽に相談したり、保育園見学や育児体験を通して、孤立せずに子育てができる制度を創設するとして、1,157千円の予算計上をしています。

 このことについては、出産前から、不安で悩んでいるプレママ方に、情報提供をする場になることは、心強いことです。しかしながら、このことだけではなく、育児休暇明け保育園予約システムのように、出産後、育児休暇を取得できずに働く予定のママたちには、各保育園で予約できる制度が必要と考えますがいかがでしょうか。

《答弁》
 待機児が解消できないので、まだ、産後の予約制度は難しい。

※ 待機児解消ができるのであれば、産後予約制度は拡大できる

 また、来年度では、280名の公立保育園の定員拡大とさらに2園の認証保育所の誘致で90名、あわせて370名の増員となります。しかしながら、この4月入園に向けての申し込み状況はいかがでしたでしょうか。

  また、推測していた数字より多かったのでしょうか。 あわせてお聞きします。

《答弁》
 1次会議終了後の待機児は、513人である。推測していたより大幅に多かった。

 港区では、母子手帳を配布する際の担当課と子ども課と連携して、年度の生まれてくる子どもの数を把握しているのかどうか伺います。

《答弁》
 連携していない。

 母子手帳をいただく際、子育てに関する情報などのバックが配布されます。そこであらかじめ、保育園に入園する予定やまた、育児休暇を取得するのかどうか、窓口やハガキなどで区民の方に返答してもらうやり方などが必要かと考えられますが、この対応について現在行っているのかどうか、伺います。

《答弁》
 行なっていない。今後、検討していく。

 ある程度の人数が把握できれば、区でも見通しをたてることができますし、出産する方々も安心できるはずです。

港区は、人口回帰により、特に芝浦・港南地域に人口が増えています。また、この地域は子育てする世帯が多いというのが実情です。そして、港区に住むには、ある程度の所得がないと住めないということも、課税所得者の割合で明らかになっています。つまり、若い夫婦がマンションを購入しても、また、かりても収入における住宅費の割合が高いということです。妊娠しても、働きながら子育てを行おうと考えている方が多いのではないでしょうか。 仕事と育児の両立は、保育園に入園できなければ不可能です。しかしながら、港区の来年度の0歳児をみても、一次会議の終了時には、63人の待機児がいるのです。ここから、今年の出生数を考えてみても、これから産まれてくる子ども、また、産休明けに申し込みをしようと考えている区民は入園が不可能です。それならば、区内認証保育所で対応できるのかどうか伺います。

《答弁》
 認証保育所も対応できないのではないか。

 しかしながら、現在の状況は、認証保育所では到底対応しきれません。この子どもたちはどこに預けたらよいのか、どうお考えでしょうか。

 現在、港区では、保育園待機児における認証保育所の助成を行っています。この制度は、公立保育園に入園できずに、高い保育料を負担しなければならなかった親には大変喜ばれている制度です。しかし、現在の状況から考えると、認証保育所に入園できない待機児の行く先は、区内17箇所のベビーホテルになる可能性があります。待機児助成は、緊急性を伴う児童であるならばベビーホテルまで拡大していく必要性があると考えますがいかがでしょうか。

《答弁》
 ベビーホテルは安全性について調査していない。


※それなれば、安全性をきちんと区で調査し、確認すべきである。

 私は、保育園は区できちんと認可保育園として責任を持つべきと考えます。しかしながら、来年度の状況では、待機児問題はすぐに区で解決できる問題ではありません。区内にあるあらゆる制度を利用しなければ解決は不可能です。このことは、人口推計をゆるく考えていた港区に問題があるのではないでしょうか。港区の人口が増加し、保育園だけではなく、一部の地域では小学校も対応しきれなくなっています。人口が増加することはいいことばかりではなく、弊害もあるということをよく区長は考えていただきたいです。

 子育てするなら港区として、港区民が困らない方法を早急に検討し、また、緊急性を伴うものについては「子育て王国基金」を使っても、対応すべきと考えます。この状況について、港区では来年度補正予算を組んでも早急に対応するのかどうか、また、飯倉小の暫定施設にとどめておくのかどうか伺います。

《答弁》
 飯倉小以外の施設についても取り組み、区でも補正予算を組んで取り組んでいく。


(質問を終えて)
 補正を予算を組んで、積極的に取り組むという答弁を聞いて、ひとまず安心はしました。しかしながら、2月の1次会議終了後に、待機児が513人もいるという現状では、一日も早く対策を考えるしか方法はありません。
 2月の終わりに、私は麻布十番にある認証保育所に申し込み予約にいきました。出産前にもかかわらず25番目の待機となりました。認証保育所も同じような状況にあります。質問でも発言したとおり、保育園だけではなく、学校も高層マンションの乱立などで、教室が一杯になっています。人口が増えることはいいことだけではなく、弊害もあるということです。安心して「子育てするなら港区」を目指すのであれば、人口推計もしっかりと取り組むべきです。今回の質問を終えて、保育園に入園できる困っている方を一日も早くなくすこと、また、現在入れない人においては港区の資源を使って対応することが必要です。
 私は今回の議会において、質問したいと思うことは多々ありましたが、保育園の問題は緊急な問題であり、来年度のためにも解決を急ぐ問題だと認識し、どうしてもこれだけはと思って質問しました。