平成18年予算特別委員会
《民生費》
1.子どもの安全対策について
2.子育てほっとタウンみなとについて
3.「新橋はつらつ太陽」について
4.社会福祉協議会について
1. 子どもの安全対策について
港区の次世代育成支援対策行動計画にも、子どもの交通安全意識の啓発など、交通安全活動の充実をすすめていますとありますが、港区内を歩いていると、お母さんが子どもを自転車に乗せて、保育園や買い物に向かう姿を目にします。自転車の後部かハンドル部分に補助イスをつけて子どもを乗せています。自転車は本来1人乗りですが、道路交通法に基づき幼児用座席に6歳未満の子どもなら1人同乗は認められています。自転車の転倒による子どもの怪我が年々増えていると報道されていますが、保育園に迎えにくる保護者の自転車をみても、前後に補助席をつけているある方もいます。自転車のバランスを取りながら走っていても、保護者の方は走りながら後ろまで見ることは不可能ですし、事故においても未然に防ぐことが必要です。
交通事故総合分析センターによると、全国で発生した自転車に同乗する6歳未満の子どもの死傷者数は、10年前と比較して、約2.4倍にも増加しているそうです。このような自転車の転倒による子どもの怪我を少しでも軽減し、大切な子どもの命を守るためには、幼児用ヘルメットの着用が有効とされています。
東京都では今年4月に、転倒事故の多い地域にこのヘルメットを2千個配布するなど啓発に力を入れ、杉並区では、2歳児を持つ家庭に対して独自に3,500個を追加で配布したとのことです。このヘルメット配布時に区が実施したアンケートによると、半分近くが子どもを乗せて転倒した経験があり、うち半分が、「頭部を打った」と答え、危険を裏付ける結果となったそうです。ヘルメット着用で86%の方が「安心」と、また、56%が「転倒を気をつけるようになった」と回答したそうです。
港区では、交通安全週間以外に、保育園等に通う保護者の方にヘルメットの着用について、また、自転車の危険性について指導等したことがあるのでしょうか。子どもを危険から守るためにも、そういう場面を区施設等で見かけたら、指導すべきと考えますがいかがでしょうか。
さて、この幼児用ヘルメットは、2,000円〜4000円とされていますが、近年では他の自治体においても購入の際の助成等を行っています。港区でもヘルメットの着用を周知するとともに、自転車についてヘルメットの着用や、補助席数の調査をし、購入の際の助成についても検討すべきと考えますがいかがでしょうか。
子どもは地域で守るなど様々な施策の展開をしていますが、身近なところにも危険があります。この危険は対策により未然に防止することができるのです。どんなに区で子どもの安全を確保するため事業を行っていても、1番身近にいる保護者が自転車の危険性を理解していなければ、子どもを事故から守ることもできません。そのことについて、区では安全について、機会あるごとに周知させ、子供用ヘルメットの普及につとめるべきです。
2.子育てほっとタウンみなとについて
来年度の予算でも、「時代を担う子どもたちを育む環境づくり」を最重要施策に掲げています。そして、出産費用の助成や妊産婦健康診査の充実、また、派遣型一時保育・育児支援家庭訪問などの事業においては、思い切った施策展開だと大変評価しています。
他区においても少子化対策として多くの事業が計上されました。中でも、千代田区を始めとする4区では、国の児童手当の拡充として、千代田区は所得制限なしで、妊娠5ヶ月から10ヶ月の6ヶ月間、月額5千円を支給し、0〜18歳までの子どものいる世帯を対象に第2子までは月額5千円、第3子以降は月1万円を支給し、そのうち小学生についてはさらに加算し、第2子までは、月額6千円、第3子以降は月額1万1千円を支給します。練馬区では、第3子が生まれると誕生祝金として20万円支給、また、福島県矢祭町では第3子以降のの誕生祝金は100〜200万円を支給します。
そこでお伺いしたいのは、港区では、必要なところに必要な助成として、出産費用の助成や子ども医療費の助成をしていますが、都心区でこの度予算案となっている児童手当の拡充についても検討されているのでしょうか。
先週のアエラで「子育てしやすい街はここだ」という特集がありました。この特集記事のトップは港区だと思って本を購入したのですが、江戸川区や品川区がのっており、港区の記事は小さいものでした。子ども医療費の助成として港区は、入院費の助成がスタートし、台東区より早く実施しているのにもかかわらず、記事掲載は港区の方が後になっています。「子育てするなら港区」また、「子育てほっとタウンみなと」として、区民の誰もが誇りに思えるまち港区として、こういった媒体にも宣伝し、今後とも更なる施策の充実に取り組んでいただきたいと考えますがいかがでしょうか。
また、来年度の予算案では、中央区は出産支援タクシー券として、3万円分支給します。タクシー券の支給までは要望しませんが、せめてコミュニティバスの支援についても一日も早く取り組んでいただきたいと考えますがいかがでしょうか。
港区では、昨年からメールマガジンによる子育て情報を配信し、ホームページでも「港区子育て応援サイト」があります。始めたばかりでまだ内容は充実していません。来年度にむけて、身近な子育て情報の発信やまた、港区でも子育て情報「おさんぽ」を毎月発行している区民の方もいらっしゃいます。行政だけではなく、区民やNPOとも協働し、サイトの充実をはかっていただきたいことを強く要望します。 あわせて、子育てハンドマップの改訂版も期待しています。
3. 「新橋はつらつ太陽」について
次に、5月からオープンする、知的障害者の更生施設「新橋はつらつ太陽」ですが、当初4月からの開所となっていたのですが、1ヶ月遅れてしまい、それに伴い、養護学校の新卒業生の行き場が1ヶ月間なくなりました。そのため、区では、ヒューマンプラザ内に、通所できるスペースを確保し、在宅にならないため取り組むとしています。しかしながら、1ヶ月間の短い間とはいえ、本来であれば、更生施設に通所している方々となっていたはずです。新卒業生に行政は責任をもって区のスペースで1ヶ月間行われるプログラムなど提示すべきです。また、昼食は、その一室で食べることとなっています。ヒューマンプラザは区の施設であり、アミやアクティーからも「はつらつ太陽」に5月から通所する人たちもいます。不公平感が生じないよう区では4月までの間に対策をとるべきと考えますがいかがでしょうか。
4. 社会福祉協議会について
次に、港区社会福祉協議会について質問します。
港区社会福祉協議会は、昨年10月に港社協の財政レポートとして、「財政羅針盤」を作成しました。それによると、従来からの職員人件費の全額補助だったものを、19年度から一部自主財源を充当するとしており、財政面での独立の方向性とともに、区職員派遣解除を目指し、内部職員の資質向上、また、来年度からはボランティアセンター長にも民間企業の社会貢献部門や社会福祉事業の管理監督経験者を対象に採用し、人材面でも自主性をはかろうとしています。
港区社会福祉協議会が、港区民の福祉の増進を図るため、公共性と自主性をもって活動していくために本来の方向性を示したものとして評価しています。
このような港区社会福祉協議会の活動方針について区はどう評価し、また、どうのように今後支援していくのか。