平成17年度決算特別委員会
《土木費》
1. 放置自転車について
昨年の決算・予算特別委員会でも、放置自転車について質問させていただきました。しかし、一向に駅周辺から、また、住宅街でも自転車・バイクが減る傾向にありません。今年度から放置自転車は各総合支所の担当だということです。身近な課題は身近なところで解決する総合支所としての、放置自転車・放置バイクへの取り組みについてお尋ねします。
まずは、田町駅西口です。第一京浜がまるで区の自転車置き場になっていますが、今までの取り組みと課題、今後の解決策についてお尋ねします。
《答弁》
田町駅西口については、自転車等駐輪場が未設置ですので、放置自転車禁止区域を設けることができません。したがって、毎日自転車の整理をシルバー人材センターの方に委託し、月1回は例月撤去を実施しています。平成18年5月に実施した自転車等放置状況調査では、昨年より119台減少して862台となっています。
放置自転車の広報活動として、10月5日、10月12日、10月19日と3日間、駅前放置自転車クリーンキャーンペーンを実施する予定となっています。
田町駅西口の放置自転車対策には、自転車等駐輪場の整備が不可欠です。環境・街づくり支援部と連携を図りながら、田町駅西口の放置自転車対策に取り組んでまいります。
次に、田町駅東口です。駐輪場がありながら、駅の階段の下が自転車置き場になっています。田町駅西口同様、今までの取り組みと課題、今後の解決策についてお聞きします。
《答弁》
田町駅東口については、委員ご指摘のとおり駅の至近距離に自転車等駐車がありながら、特定の場所にかなりの台数の自転車が放置されています。
放置自転車の所管が総合支所になった4月から、通常の即日撤去のほかに放置自転車が特にひどい区域を集中的に撤去する「ミニ撤去」を実施していますが、根本的な改善の兆しが見えてこないのが実際のところです。
先月25日には、区だけではなく、芝浦港南地区安全美化協議会の取り組みの一つとして、放置自転車防止のキャンペーンを行なっていただきました。当日は、56名にものぼる地域の方々が、自転車等駐車場の利用を呼びかけるとともに、放置禁止の警告札の貼付作業を行なっていただきました。放置自転車問題を地域の方々とともに考えていく上でもよい機会になりました。
芝浦アイランドをはじめとした大規模住宅の完成により、今後、放置自転車の増加が予想されます。
駐車場を利用される方とそうでない方との間に不公平感が生まれないよう現在放置されている箇所にバリケードを設置し、駐車できない措置を講ずるなど、より効果のあがるハード・ソフト両面にわたる対策を支援部はもとより地域の方々とともに早期に実施してまいります。
さて、麻布十番駅ですが、この駅は大江戸線と南北線が走っており、放置自転車としては、1箇所ではなく、数箇所にわかれています。ここではどのような取り組みをしているのか、課題、また、今後の取り組みと解決策についてお聞きします。
《答弁》
麻布十番駅周辺では、日曜日を除いた毎日、シルバー人材センターに委託し、駐輪している自転車及び原動機付自転車の整理をおこない、歩行者の安全な通行を確保しております。
また、麻布十番駅周辺に駐輪している自転車等に対して、毎月1回の警告用の黄色札、撤去通告用の赤札を貼付し、その後も置かれている自転車について集積所に移送しています。今年に入り8月までの5ヶ月間で、約3,500台に警告札を貼付し、うち181台を撤去しました。昨年の同時期には警告札が約3,000台、撤去台数128台でしたので、放置自転車問題がだんだん大きな課題となってきていることを実感します。
鳥居坂下には麻布十番駅を利用する通勤者や、麻布十番商店街への買い物客に利用していただけるよう、自転車等置き場を設置しておりますが、大型バイクや配達用のバイクなどが駐車するなど、一般の方が自転車等がおけないような状況でした。利用者からも、本来駐車できないはずの大型バイクが邪魔になって自転車等が止められない等の苦情もいただいておりましたので、今年9月に自転車等が利用できるよう整理しました。
今後は、環境・街づくり支援部が取り組んでいる「自転車等駐車場」整備に協力していくとともに、路上に放置されている大型バイク対策を所轄警察署と連携しながら対応していきたいと考えております。
3箇所について質問しましたが、放置自転車やバイクは、港区全体の問題です。
港区では、平成17年度「道路美化協力員制度」を設置し、放置自転車への注意もできるようになりました。この制度での現在の放置自転車への警告活動、また、1年間の効果について伺います。
《答弁》
まちの交通環境を守るため、適切に放置自転車の警告・撤去を行なうことは重要です。総合支所では、それぞれの地域の状況等もあり、生活安全協議会の活動で、また指摘の道路美化協力員の力を得て、放置自転車対策に取り組んでいます。
道路美化協力員は、183名(平成18年9月末現在)、昨年度末より27名増
芝 38名、 麻布99名、 赤坂33名、 高輪0名、 芝浦港南13名(1団体) (高輪支所等は生活安全協議会の活動を中心に実施)
警告札貼付の延べ数 59回(平成18年9月末現在)
芝 24回 、麻布 27回、 赤坂 8回、
着実に制度が浸透しており、職員の放置自転車対策、生活安全協議会の対策と相まって道路美化を推進しており、一層の活動に期待しています。
さて、江戸川区のJR平井駅では、駅前に自転車を止めようとした人に「駐輪場まで御願いします」と声をかける啓発指導員と呼ばれる誘導係がいます。土日も含め午前7時〜午後5時まで4人が常駐するとしています。江戸川区では昨年4月から、「駐輪場の運営」「撤去作業」「啓発活動」を区内7つの駅ごとに1業者に一括委託したそうです。結果、放置自転車は、1/4に減少し、駐輪場利用率が65%から98%と上昇したそうです。区では、これまで、行政・民間業者・住民がばらばらに活動していたから実績があがらなかったとしています。放置自転車対策は、「駐輪場の整備、強制的な撤去、適正な駐輪の呼びかけが3本柱で、この3つがバランスよく行われている自治体が成果を上げている」としています。港区でも、本格的に駅周辺の放置自転車・バイクをこの3本柱で実現すべきと考えますがいかがでしょうか。
《答弁》
自転車等駐輪場周辺の放置自転車禁止区域では、各地区総合支所で定期的に放置自転車の撤去を行なっています。
また、放置禁止区域だけではなく、放置自転車が多い駅では、区職員と委託先のシルバー人材センターが放置禁止の警告札の貼付など啓発活動も行なっています。
放置自転車対策は、委員ご指摘の通り、駐輪場の整備、放置自転車の撤去、適正な駐車場利用の啓発という3つの柱を基本に行なうことが重要と考えております。今後も支援部を各地区総合支所とが連携し、それぞれの対策を効果的に進め、放置自転車対策に取り組んでいきます。
このまま自転車・バイクを放置しておくことは、歩道を通行する歩行者にも迷惑ですし、車椅子やベビーカーは通ることすらできません。また、景観にもよくないです。一日も早く環境整備をすべきです。