平成17年度決算特別委員会
《環境清掃費》
循環型社会の形成について
1.3Rについて 事業者への取り組み
2.白色トレイの回収について
3.サーマルリサイクルについて
港区基本計画では、「環境にやさしい都心をみなで考えつくる」ことを政策として掲げています。また、平成16年4月に策定された「港区一般廃棄物処理基本計画」において、3Rを推進し、区民や事業者とともに循環型社会の実現をめざすとしています。ホームページや広報でも3Rを積極的にとりあげ、この7月からはペットボトルの回収もはじまりました。リサイクルという言葉は区民の中にもかなり浸透してきています。しかしながら、ごみの発生抑制(リデュース)や再使用(リユース)への理解や推進はまだ遠いことだと考えます。
発生抑制(リデュース)において港区は、レジ袋の削減のため、マイバックを作成していますが、予算委員会でも取り上げた通り、バックを持って買い物に行く区民はまだ多くはありません。それは、区民の意識向上も必要ですが、それだけではなく、事業者の取り組みが重要です。杉並区では、このレジ袋に税金を課税する条例(すぎなみ環境目的条例)が可決されました。しかし、スーパーのレジ袋だけではなく、事業者は過剰包装やまた、食品では、白色トレイに食品をいれ、消費者が買いたいと思う販売の仕方に重点をおいています。拡大生産者責任という考えを基礎として、事業者への働きかけや支援ということでは、港区ではどのような取り組みをしてきたのか。今後どういう取り組みをしていくのか伺います。
また、改正容器リサイクル法では、08年から事業者が市町村に資金を拠出する仕組みを創設するとしていますが、それを受けて新宿区では、プラスチックの資源回収を行なうとの事です。港区では、現在、区有施設などで拠点回収している白色トレイなどの回収の拡大などについてはどのようにお考えなのか伺います。
白色トレイは、現在、区有施設で回収していますが、生ものなどの食品が入っていたトレイを洗って、支所などに持っていくことは、リサイクルへの意識が高くでもそうそうできることではありません。ペットボトルと同様、集積所の資源回収を開始すべきと考えますがいかがでしょうか。
品川区、大田区でもペットボトルと白色トレイの回収をしています。
(検討していく。)
最後に、3Rの推進への取り組みを伺います。
今年度、3R推進行動会議が設置され、3月には最終報告書がまとまります。この報告の中で、実施可能なものは早期に実現するとしています。
区で3Rを推進するなら、08年度から予定されているサーマルリサイクルを実施しなくても、ごみの減量化が図られ、最終処分場の延命も可能であるのではないでしょうか。サーマルリサイクルで廃プラスチックを23区内の20余もの清掃工場で燃やすことで、ダイオキシンはもとより、更に発ガン性の強い物質が発生し、鉛やカドミウムなどの重金属は気化して大気汚染が進むことが危惧されます。安全性を確認するまで、サーマルリサイクルに対して港区の清掃工場で燃やすことは絶対に反対です。現在の最終処分場からの浸出水分分析結果や地下水汚染の実態などが明らかにされています。有害物質が含まれている廃プラスチックを燃やして、区民の健康に害が出たときに区としてどのように責任をとるのかを伺います。
私は、ごみは3Rの推進により、事業者と区民と区と協力すれば、かなりの減量になるのではないかと考えます。徒にサーマルリサイクルを急ぐのではなく、区民の健康や安全性を十分に検証すべきです。強く要望します。