芝浦小学校の増築と(仮称)芝浦第二小学校の計画

芝浦小学校の増築と(仮称)芝浦第二小学校の計画

芝浦地域の人口が急激に増え、平成22年12月に新しくなった芝浦小学校の教室が平成31年には足りなくなります。

この問題は、多くの芝浦地域の皆さんにご心配をいただいていました。

港区としては、芝浦地域で小学校の土地を確保するために、あらゆる場所を探してきました。

しかし、民間の空いている土地はなく、8月1日の区民文教委員会にて、「芝浦小学校の児童増加に伴う学校施設整備の対応策について」の報告がありました。

みなとパーク芝浦の現在、芝生広場になっている場所に、平成35年4月を目指して、仮称芝浦第二小学校が建設されます。

ここの場所は、以前のみなとパーク芝浦の計画では、「文化芸術ホール」がつくられる予定でした。

東日本大震災の後、私も含めて「文化芸術ホール」の建設について、多額の経費がかかることから、本当にこの場所に必要なのかどうか、多くの反対がありました。

武井区長はその声を受け止めて、みなとパーク芝浦の中に、文化芸術ホールをつくることを断念しました。
その土地に、この度、(仮称)芝浦第二小学校が建設されます。

平成22年に現在の芝浦小学校が開設する際には、最大で1200人の児童が通うことができるとされていました。

今年4月の児童数は、992名。区の予測では、平成31年度に1,336人になります。

新しい学校ができるまで、平成31年度~34年度までの3年間は、現在の芝浦小学校の校庭に3階建ての校舎をたてて、足りなくなる教室を確保する予定です。

東町小学校も教室が足りなくなり、校庭にプレハブをたてています。

現在の校庭は、築山等を撤去し、人工芝の部分を拡張し、少しでも校庭を広くし、屋上も運動場に改修、プールは使用期間以外には、運動施設として使えるように改修、あらゆる手法で、34年度まで、芝浦小学校を最大限に活用する計画となっています。

さて、みなとパーク芝浦に35年4月に建設される(仮称)芝浦第二小学校は、7階建てです。
学校ができることで、学区域の見直しがされます。

体育授業は、屋上の校庭や体育館、不足部分はスポーツセンターを活用するというものです。
場所は決まったけれど、まだまだ解決していかなければならない課題も沢山あります。

芝浦小学校の児童数の推計は、平成35年には、1,707人です。

17年後の平成45年度には、2019人、平成47年度がピークで2042人の児童数です。

そこからじわりじわりと減少してきますが、平成64年には1659人で、芝浦第二小学校を建築しなければ、地域の子どもたちの教育環境は確保されません。

港区は、この10年間で年少人口が大幅に増えてきました。

保育園の待機児童から始まり、小学校の教室が不足する問題、学童クラブに入れない状況が続いてきました。
出生数も23区で一位になっています。

港区を選択して住んでくれている区民の方々の声にこたえるように、子どもたちの教育環境をしっかり整備していかなければなりません。

この計画はまだまだこれからです。

私も、また区としても、区民の皆さんのお知恵をお借りして、子どもたちのとって最高の小学校にしていくことが今後の解決していく課題だと思います。

最初の文化芸術ホールは、浜松町駅の再開発の中で、設置される予定となりました。

区長は、みなとパーク芝浦には断念したけれど、区民要望の高かったホールを区のどこかにつくるとしていました。

平成23年4月の区議会議員選挙後に、みなとパーク芝浦の計画から文化芸術ホールはなくなりましたが、その場所が、子どもたちの小学校として、有効に使われることは、本当によかったと思っています。